2015年08月29日

アニメ『がっこうぐらし!』第8話をホメる!

どうも、黒道です。
来週からは更新すると言い続けて8月も終わろうとしてるんですが、実は実家に届いていたはずの新しいTカードがどっか行っちゃってDVD借りれないんですよね、こういう場合ってどうしたらいいんでしょうか。連絡すればいいのかな向こうに。
とにかく今は、DVDを借りなくても見られるあのアニメをちょっと語っていきたいと思います。

アニメ『がっこうぐらし!』
第8話『しょうらい』




2015年、海法紀光、千葉サドル原作のアニメーションです。アニメーション制作Lerche。

いよいよアニメ最終話へ向けておおよその方向性が定まり始めた『がっこうぐらし!』。
前回の記事で「世界の謎が明かされるはず」という旨の発言をしましたが……非常に残念なことに、この予想は……。
え、えーとですね。とにかくですね、内容を見て行こうじゃありませんか。

緑色の藻まみれになって、廊下を走り回る太郎丸とゆき。何があったかと思えば、太郎丸が藻だらけの貯水槽に飛び込んでしまったというのです。
シャワーを浴びて洗濯をした後も、下着姿に近いカッコでだらしないゆきに、みーくんは恥ずかしくってついつい注意をしてしまいます。来年三月には卒業しようって人が、そんなだらしないことじゃいけないんじゃないか! と。
それをきっかけに、学園生活部の面々は、卒業後の将来について考え始めるのです……。

その一方で、りーさんは探し物をしていました。
めぐねえが遺した鍵で開けることのできるもの。『職』の文字が入っていることから、職員室にある何かのはず。そう思ったりーさんがめぐねえの机を捜索してみても、合致する鍵穴はどこにもありません。
みーくんやゆきも巻き込んだ『宝探し』は、やがて思わぬ発見を招きます……。



いやはや、今回は水着回ならぬ、下着回でしたね。
なんですかなんですか、くるみもゆきもわざわざ見せつけるように下着晒しちゃって。カメラも全身舐めるように下から上にすーっと。おわー、あざといですね。そしてゆきちゃんはやっぱり子ども下着なんですね。徹底してますね。くるみちゃんも別に大人っぽい下着かって言われると微妙なんですけどね。
そして、ゆきの下着姿に照れちゃうのがみーくんですよね。どうにもアレです、ゆきのスキンシップには照れちゃうし、りーさんのおっぱい攻撃は喰らうし、実はみーくんやっぱりハーレム系男の娘なのでは。というか彼女は人にだらしないなんて言っておきながら自分がパンツ見えちゃうのは気にしないんだから悪い娘です。
個人的にはりーさんの、えーと、アレはキャミソールでしょうか、いいですね。アレを推していきたいですね。大変にその、いやらしいですね。あんなのを押し付けられた日にはね。そりゃみーくんも。ええ。何の話だよってね。

……アー……分かってますよ。私も女の子のパンツやらおっぱいの話題でどこまでも引っ張れるとは思っておりません。そういうアニメじゃ(あんまり)ないし。
いや、触れなきゃならんコトが多くてですね。

さて。まずやっぱり押さえておかにゃならんのは、遂に明かされた学校の秘密、その入り口について。
ゾンビモノですからね、なぜ世界にゾンビが蔓延したかっつったら、もう理由はいくつかしか考えられんのは間違いないんですよ。星の爆発の影響、科学技術の暴走、謎の細菌、恐るべき寄生虫、冒涜的な呪術……今回示された一応の正解は、多分皆さんにとってそこまで意外なモノじゃなかったんじゃないかな、とは思われます。
この学校が実は避難のための設備だったっていうのも、まあ、想像した人はきっといるでしょう。そうじゃないと説明できないくらい、物資が充実してましたからねこの学校は。
こういうのはね、別にあらかじめ想定できてからって「あーなんだ結局ソレかぁ」とか言って残念がるモノじゃないですよね。ゾンビ化の原因が特殊だから面白くなるわけじゃないんですから。フランス料理のフルコースを食べに来て「なんだ、メインは結局肉料理なんだ、つまんないの」なんて言う人はいないでしょう。そういうモンとして様式美が確立されてるんですよね。
むしろ「噛まれると感染」「生前の動きをある程度繰り返す」「動きはトロいが集まると厄介」「ショッピングモール立てこもり」等、ゾンビ映画の王道パターンを踏襲してきたこの作品なんです。ここでゾンビ化の原因が王道じゃないっていう方がおかしいとすら言えます。

気になりますのは、「職員用緊急避難マニュアル」の中身であります。
まず、このマニュアル、どの職員までがその存在を知っていたのでしょう。表紙には「校長またはその代理の指示」「A−1警報発令時」「外部との連絡が10日以上遮断された時」ののうちどれかに該当する場合このマニュアルを開くこと、とあります。そして、めぐねえがその金庫を開く鍵を持たされていた。そんな重要な代物を、何かと危なっかしい彼女だけに全ての責任を押し付け持たせるでしょうか。何より『職員用』の文字。校長先生や教頭先生や、そういう偉い立場の先生のためだけにあるマニュアルじゃないってことです。
このことから、職員であればある程度誰にでも鍵が行き渡っており、どこにあの金庫があるかも知っていたであろうこと、『A−1警報』というものの存在もまたある程度周知されていたであろうことは想像できます。
ならばどうして、学園生活部が発見するまで、このマニュアルはこのような形で放置されていたのか。
生物兵器が暴走したとなれば、直ちに『A−1警報』とやらが発令されるはずです。異変は朝から起こっていたんですから、関係者の誰もそれに気付かないはずがない。『A−1警報』をきちんと受け取れていれば、職員の誰かがこの避難マニュアルを開き、もう少し生存者を増やすこともできていたはず。どうしてそうなっていないんでしょう。

そもそも『マニュアル』は、生存者をどの程度生かすつもりがあって書かれたマニュアルなのでしょう。
少なくとも、ここでしばらく生活できるようにこの学校が作られているのは間違いありません。しかしながら本気で生存させたいなら、現在の状況は明らかに妙ですよね?
生徒や教師にバリケードを作らせるなんて、絶対不確実でしょう。ボタンひとつで学校の入り口が防護壁にウィーンガシャンと覆われるような仕組みはなかったんでしょうか。めぐねえが死んだ場所の扉は、どう考えてもゾンビ含めた災害を防ぐ防災用扉になっているのに。
校内の食料だって、4人と1匹が遠足に行って調達しないといけないくらいギリギリってのが妙です。何人を何日生かすつもりで計画を立てていたのでしょうか? あの妙に整ったシャワールームを見るに、「4、5人だけ生き延びてほしい」と思ってたわけじゃないと思うんですが。
何より、「避難マニュアル」の名を冠しているくせに、外部から誰も助けに来ないこの状況。

やはり「初期封じ込めに成功したら助ける、キツかったら生存者の可能性も切り捨て完全に見捨てる」といったつもりなんでしょうね。

りーさんが読み上げてくれたおかげで、あのマニュアルの内容がいくらかは想像できます。
生物兵器は暴走時の被害規模が予測できない。初期のうちに封じ込められたらいいが、そうでなかったら町全体を封鎖し、感染者も非感染者も関係なく外には出さない。君達僅かな生き残りの命よりも大切なのは人類全体の命であり、慈悲は無い」といったようなことが書いてあったんじゃないでしょうか。
外部からの情報を一切遮断したのも、封じ込めが整う前に「封じ込めしてます」って報道を見て無理矢理突破されたり、電話で「大変よ、そっち封鎖されるわ、急いで逃げて」とか言われないようにってことでしょう。この半端な機能も、「助けるならすぐ助けるし、助けないなら永遠に助けないから」ということなら納得できます。長期戦を想定していない。
人類のためとはいえ、残酷な話であります。あれほど「卒業しようね」「将来どうしようね」と明るい未来を想像していたのに、悪いけどお前らに未来はないからよろしく、と言われるわけです。そりゃくるみも怒ろうってモンです。とりあえず学園生活部の面々が感染してないのは間違いないわけですからね。

バトルアニメとかなら燃える構図ですよね。
人類とかそういう大きなもののために、少数を切り捨てようとする大人達。少数の未来を守るため、それに立ち向かう子ども達。
犠牲は仕方のないことだと言う大人達をぶん殴って、そんなのおかしいよと主張するわけです。大人の言うことにある程度理があったとしても、こんなの間違ってる、もっといい方法があるはずだと秩序に反抗する。
青春です。反体制、ロックです。いいですね。

……しかし問題なのは、これがバトルアニメじゃないこと。大人の圧倒的な力に比べ、学園生活部一同はあまりにも無力であることです……。
遠足回でやったように車に乗って、ブーンと町境まで行ったとしましょうか。多分そこには検問があって、絶対通してもらえませんよね。無理に突破しようとしたら撃たれたりしますよね。あるいは捕まって殺処分されてしまうかもしれない。くるみのスコップで勝てる相手じゃない可能性が非常に高い。
では、学園生活部はどうやって立ち向かえばいいのでしょうか、この正しいけど間違ってる大人の秩序に。我々はただ次回を待つしかないでしょう。

まあ、マニュアルのより細かい内容は来週以降を待つとして(紹介されるのかな……?)。
同時に注目したいのは、より深く描写されたりーさんの心です。

りーさん、「学園生活部部長」という立場に心を縛られ尽くしているんですね。
めぐねえから部長に任命されるシーンが描写されましたが……めぐねえの采配、果たして正解だったんでしょうかね。
確かにりーさんは、平時ならば一番落ち着いていて大人であるように見えます。胸もいちばんデカいですし、今回もみーくんにあの胸を用いたおっぱいカウンセリングしてましたしね。あの巨乳というキャラデザインも「一見すると大人」というイメージを助けてるような気もします。
ところがそんな見た目とは裏腹に、彼女が非常に脆い存在であることは、ここまで見てきた通りです。ひとたび異常事態が起これば冷静さを失い、本当は誰かに頼りたくてしょうがなく、一旦依存しだしてしまえばそこから抜け出すのがとても難しい。それが今回改めて描写されておりましたね。

学園生活部が将来を語り合う場面、皆さんご覧になりましたか。
あの中でひとりだけ話題に乗り切れていなかったのが、りーさんでしたね。
本来なら、現実派だけど若干空気読めないみーくん辺りが「こんな状況なのに将来も何もないじゃないですか」とか言い出してもおかしくない感じじゃないですか。しかしむしろみーくんは「将来について考えるべき」と積極的に話題を提供した側でした。くるみも前回と同じように、当たり前のテンションでその話題に乗る。好きな人がゾンビになったものを殺さなきゃならんようなこんな世界でも、永久就職先があると信じて可愛く照れたりできる。ゆきはまだ狂気の中にいますから、当然将来のことは当たり前に考える。

「夢がちゃんとある」のは、実際3人だけなのでは……という気もしてしまいますね。
りーさんこそ、この状況に心の中では一番絶望しているのではないでしょうか。いつか外に出られるかも分からない、助けが来るかも分からない、将来なんてあるのかどうかも分からない。私達はここで死ぬまで生きるしかない、と、心の中ではそう決めつけてしまっているのかもしれません。
将来に夢なんて持てないから、『学園生活部の部長としてみんなのお世話をする』という自分の仕事を最後の拠り所にしている。自分にはもうそれしかないと思ってるから。それすらなくなったら、飢えるかゾンビに喰われるか、とにかく死を待つばかりの娘がひとり残るばかり……。
めぐねえにおっぱいカウンセリングしてほしいのは、本当はりーさんのはずですよね。今すぐめぐねえの胸に飛び込んで、助けてよ何とかしてよ先生! と喚きたいくらいでしょう。
普段はゆきの記憶に揺さぶりをかけるようなことをしないりーさんが、めぐねえの写真を見ただけで動揺してうっかりしてしまったのも、やはりめぐねえの存在がそれだけ大きいことの表れでしょうね。

そんなりーさんが、なんとなーく周りとかみ合わなくなり始めているのは、不安ですねやはり。
宝探しの際、みーくんが「行きましょう」と先導し、りーさんが一瞬困惑するあのシーン。さりげなくはありますが、「りーさんの、みんなに置いて行かれる不安」を表したシーンだと解釈できます。
部長はりーさんなんですし、宝探しを始めようと言い出したのも彼女なんですから、本来なら「じゃあ始めましょう」と言って宝探しを開始し、場をリードすべきはりーさんのはずです。それをみーくんが勝手に仕切ってスタートしてしまったから一瞬困惑した。
これは、みーくんが部長の号令なしでも主体的に動けるということの表れなわけであります。つまり、部長がいなくても平気だ、という風にとることもできる。つまり『部長』としての芯しか持たないりーさんは、みーくんのあの行動を見て「みんなは自分がいなくても先に進んでいける、それができない自分は置いて行かれる」と(意識的ではないにしろ)一瞬感じたという風に考えられましょう。

きっとりーさんは、みんなにとってのめぐねえになりたいんだろうと思うんですよね。
生前も「先生と好みが一緒」なんて言っちゃって。かなり先生を意識している。ゆきがめぐねえを姉のように感じているのと同じように、りーさんもめぐねえを姉のように慕っていたのでしょう。しかも依存の対象として、ある種の偏執さを持って。
そんなめぐねえから部長に任命されて、そのめぐねえは帰らぬ人となって。こりゃもう、自分が大好きなめぐねえの代わりになるしかないと。それだけで頑張ってきたはずなんですよ。
でも、前回確認した通り、みんな「めぐねえは過去の思い出と埋葬し、先に進んでいこう」のフェイズに入りつつあるんですよ。あのゆきですらですよ。
じゃあ、もうめぐねえの代わりは、私は要らないの? と、りーさんが不安に思うのも無理はなく……するとなんとなく歯車が噛み合わなくなるのも分かり……ムムム。
ギスギスは全くしてないんですけど……この、表は上手く回ってるのに、どこか違和感が生じ始めているこの不安感ですよね……これがいつか爆発しないといいんですが……うーむ。



さて。ゆき達の将来を粉々に破壊せんと現れた『マニュアル』によって、この微妙に歪み始めた学園生活部がどうなってしまうのか、今から恐ろしいですね。
来週が楽しみなような、来てほしくないような。今はただ備えましょう……。



それでは、次回のホメカツをお楽しみに!

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posted by 黒道蟲太郎 at 16:26| Comment(1) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なかなか面白い
Posted by at 2015年09月05日 20:30
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