2015年08月04日

アニメ『がっこうぐらし!』第4話をホメる!

どうも、黒道です。
個人的な事情で、ブログを更新できない状態が割と長めに続いておりました。映画、今月はしばらく新しいのを見れそうにないので、アニメ感想ブログみたいになっちゃいそうです。申し訳ありません(それ言ったら普段ほとんど映画感想ブログなのはいいのかって話ですけど)。

というわけで、先週まだホメカツしていなかったアニメを。

アニメ『がっこうぐらし!』
第4話『えんそく』




2015年、海法紀光、千葉サドル原作のアニメーションです。アニメーション制作Lerche。

今期の話題をかっさらった非日常の日常系アニメ、早くも4話目に突入しております。
今回のサブタイトルは『えんそく』。どう考えても物資補給ですね。そして物資補給といえばモール。モールといえばゾンビ。別にゾンビに詳しい訳じゃないですが、これは最早ゾンビ界の古典芸能みたいですね。
みーくんはモールから来た女だってのは既に知られておりますから、みーくん絡みの物語になるのも間違いないでしょう。
……みたいな予想は前回立ててたような気もするんですが。とにかく見ないことには始まりませんからね。見てみようと思います。

くるみとりーさんが農作業を終え部室に戻ると、ゆきとみーくんが何やら絵を描いていました。
彼女らが描いていたのは「卒業アルバム」。学園生活部オリジナル作品です。おっ、OPで触れられ続けているアイテムが遂に登場しましたね。
アルバムといっても写真撮れる道具がありませんから、全部手描き。ゆきがヘタクソな思い出イラストを描いて、それを写真の代わりにしています。みーくんは「他の活動の妨げにならないなら」と、しぶしぶそれを手伝っていたのでした。みーくんはまだ卒業しませんしね。そもそも卒業ってなんなんでしょうかねこうなった世界において。
よく見てみると、アルバムの絵、各話タイトルの背景に使われている絵と一緒みたいですね。我々は学園生活部の卒業アルバムを見てたんですね今までそれじゃあ。なるほど。
そして、手伝ったということは、みーくんのイラストもここに存在しているわけです。見てみますと、なるほど流石に上手なイラスト。ゆきとは全然違いますね。と思ったら、その絵には見慣れない人影が。誰かと問われたみーくんは、少し寂しそうに答えます。
「大切な、友達です」

この街に、あの災いが起きた日。
学校が早めに終わったみーくん……美紀は、親友の圭と共に、ショッピングモールに遊びに来ていました。買ったCDをすぐポータブルプレイヤーで聴くほどの音楽好きだった圭。一緒にプリクラを撮ろうと約束していた圭。美紀が英語の本を読んでいるのを、感心して眺めていた圭。和服のおばあさんが連れていた犬、太郎丸を一緒に可愛がった圭……。
しかし、事件は起こってしまいます。モール内で傷害事件が発生したとのアナウンスに、人々は右往左往。エスカレーターは押し合いへし合いで先に進まず、エレベーターには死体の山が築かれていた。あの優しそうなおばあさんまでもが、ゾンビへと変貌を遂げていく……。
倉庫のような場所に閉じこもり、貯蔵してあったコーンフレークを食べながら、なんとか生きていくふたり。でも、圭はこんな生活耐えられませんでした。いつ助けが来るかも、来たところでここに気付いてもらえるかも分からない、コーンフレークだっていつかはなくなる、シャワーだって浴びられない。
とりあえずの安全地帯を捨ててでも、助けを求めに行くべきかどうか……お互いがお互いを案ずるが故の意見。しかし、圭と美紀の関係は、少しずつ微妙なものになっていきます……。

一方同じ頃、学園生活部。ゆき、くるみ、りーさんの三人は、ある問題に悩まされていました。
それは、物資の不足。最初の頃はパスタばっかりじゃなくて、ちゃんと白米も炊けたし、缶詰なんかをおかずにすることもできたみたいです。でも、そのバリエーションもだんだん少なくなって、このままだといつかは……。

そんな時、ゆきが提案をします。「遠足に行こう!」と。
学園生活部は学園で合宿生活する部活なのだから、外に出てはならない。これは学園生活部の基本ルールです。しかしどうしても外に出てみたいゆきは、思考の末辿り着いたのです。「学校行事なら外に出てもいいじゃん!」と。……いやいや、アナタが勝手に作った学校行事でしょ!
しかしまあ、ちょうど食糧不足だし、調達に行くのは悪くない。くるみとりーさんは、ゆきのこの提案に乗り、遠足へ出発することにします。職員室にいるめぐねえから許可をもらい、車のキーを借りて、バリケードを越え、ゾンビ達を蹴散らしながら、ゲームでしか運転したことないし普段はパッド派のくるみの運転で! くるみ、どれだけパワー型なんでしょうか。
まるで映画みたいな、変わり果てた街。夕暮れに染まる廃墟群を眺めながら、一行が向かう先は――?



おぉ。今回は明確な「次回へ続く」タイプのお話でした。今までは基本的に一話完結型でしたから、このパターンは新しい。続きが非常に気になりますね。一体どうなってしまったのか。みーくんと学園生活部は、どうやって出会うのか。
エンディングも非常にしっとりした、別れた人を想う歌で。なんだかいつもと違う雰囲気です。古い映画を意識したんでしょうか。味わい深いですね。

さてさて。お話を説明するパーツがどんどん埋まってきているのを感じますね。OPで登場していた「卒業アルバム」やサブタイトルの絵は、ゆきが主導して作っていたアイテムであることが分かりました。Aメロでくるみの周りに車の落書きが出てきてるのも、彼女が無免許で車を運転することを示しておりました。太郎丸がどこから来た存在なのかも分かりましたし、謎の女の子はけいちゃん、みーくんの親友だったわけですね。

この「まず最初においしい部分を出してから、現在と並行し過去編を徐々にやってく」って手法、結構構成として見やすいですね。
無論すべて時系列順にして「これから一体どうなっちゃうんだ〜」となるのも正攻法でいいんですが、やっぱり最初にもっとも話題をかっさらえる&世界観を説明できるのはあの第1話だったろうと思いますし、そのインパクトでガツンとやられた皆さんが気になるところを少しずつ見せていく。無論過去編には辛い話が沢山ありますから、現在の大変ながらも楽しい日常を描いて、それを中和したり、あるいはギャップを楽しんだりする。視聴者のストレスを軽減し、シリアスとコメディのバランスを取りながら続きを見せていける、いい方法だなと思います。期間を決めて毎週やれるアニメだからできる手法なんですかねこれは。

今回のいい所を挙げるとですね、やっぱり「なぜ学園生活部にゆきが必要か分かる」ところにあると思うんですね。
一見すると気が狂った愚者ですから、視聴者の方によっては「何しでかすか分からないし、もうこいつ殺した方がいいんじゃないの」思ってる人もいると思うんですよ、ゆきちゃん。まあ、その意見も分からんじゃないんですが、今回なんか見ると分かるじゃないですか。ゆきが単に憐れみから生かされているわけじゃないってことが。
前にも申し上げたかもしれないんですけど、ゆきがホントにただの狂人なら、「もうパスタばっかりやだーお母さんのごはん食べたいよーおうちかえるー」って言ってとっくにバリケード超えて外に出てゾンビに喰われ怪物の仲間入りしてるんですよ。そうでなくても「カンパンだけじゃおなかすくよー」言って人の食糧バリバリ食ったりして仲間割れの原因作りそうじゃないですか。そうしないってことは、彼女も分かってるってことですよ、本当はこの世界がどうなっているか。だから外に出てゾンビがいても見ないふりをし、封鎖されたり破壊された学校を見ても「工事中?」で済ませ、ほかのクラスが授業中だからという説明で納得してゾンビが来ないよう静かにし、崩壊した街を見ても楽しそうにしている。
彼女の無意識は、みんなに迷惑をかけまいとしてるんですよ明らかに。物資がキツいことも密かに把握してますから、肝試しや遠足を提案していき、動くきっかけを作る。ただ生きるのに必死だとみんなが落ち込んでしまうだろうから、頑張って楽しみを見つけてはしゃいでみせている。ゆきの妄想に付き合って『楽しい学園生活部』というカバーストーリーをやっていることで、皆が救われている部分、とってもあると思います。

ゆきがいなかったら学園生活部がどうなるか。それを示すのが、みーくんとけいの生活だったように思うんですよね。
最初はなんとか生きていけるけど、同じ場所に閉じ込められて、いつゾンビが来るかも分からず、食料はコーンフレークだけ。キツくないわけがありません。いくら太郎丸がいても、所詮はワンチャンです。
現在の学園生活部よりかなりハードな生活なのは分かりますけどね。いくら物資が不足したといってもコーンフレークだけで生きたりはしてないし。シャワーも浴びられるみたいだし。使える部屋も色々あるし。
ゆきがいなかったら、「季節の節目のイベントも何も無い、単調な生活が続く」「食料を確保しに行きたくても、踏ん切りがつかない」「学園内にいるのがとりあえず安全だと分かっていても、外に出て助けを求めたいような気分になってくる」「シリアスになりすぎ段々とお互いにイラついて、ギスギスしだす」これだけのことが起こるというのが分かります。これをなんとか防いでいるゆきの存在はやはり大きいですね。

それはそれとして、物語の謎もちょっと増えましたね。
まず、職員室ってどこにあるんでしょうか。ゆきが気軽に行けるということは、バリケード外というわけではなさそうです。そもそもバリケードの範囲が正確には分かりませんから、職員室がバリケード内にあったとしても全然不思議じゃないんですが。
で、職員室にどうしても付随する問題といえば、やはりめぐねえなんですよ。めぐねえは、この事件の時点でどうしているのでしょうか。職員室で遺書を書いていた描写もありましたが、あれはいつ頃の話なんでしょう。学園生活部遠足に同行しためぐねえは後ろ髪がありますし、仮に実在しているならば間違いなく彼女が運転しているでしょうから、この時点におけるめぐねえもまた、幻想めぐねえということになります。
そしてあの、職員室へ向かうゆきの不穏な描写。何もないなら、いつもの楽しそうなゆきが職員室に突入し、めぐねえに許可を取るシーンを描写すればいいのです。職員室には、ひょっとして我々がまだ知らない恐ろしい秘密があるのではないでしょうか。
当然くるみやりーさんも一度は職員室を見ているでしょうから、何か即時に危機をもたらすような秘密ではないでしょう。だから、あるとしたらもう少しメタ的な秘密だと思います。事件発生から遠足までに発見され、彼女らはそれを当然として行動しているけれども、この世界の設定にまつわり、我々の認識が覆るようなデカい何か……うーん。まだ想像するしかありませんね。

あとは、『現在』つまり冒頭の卒業アルバム制作シーンの季節も地味に気になりますね。
卒業を意識し始める時期ですから、やっぱり夏は乗り越えたのかな? って感じもしますが、これだけじゃ判断材料としては弱いですね。収穫された農作物がキャベツやダイコンであるのを見ると、11月頃なら辻褄が合いそうです。もし本当にそうなら、結構時間飛びましたね。たくましく生きているようで何よりですが、アニメの農作物考証って意外とテキトーだったりするみたいなので油断はなりませんね。
ちなみに私「この災害が起きたの春頃だろうけど、りーさんこの時期もずっとプチトマト収穫してんな。プチトマトって春から夏までずーっと収穫できるモンなの?」って思って、ちょっとググってみました。結果、早ければ5月6月から収穫が始められ、8月くらいまでそれが続くようです。この土地が日本のどこらへんかにもよりますが、特に問題なさそうですね。これを「スタッフがちゃんと農作物考証した結果」と信用していいなら、『現在』は11月頃とアタリをつけてもよさそうです。



さあ、次回はいよいよ学園生活部とみーくん邂逅の時です。
しかしながら……不安、ありますね。そうです、けいちゃんのことです。
私が以前から主張している「各話サブタイトルはダブルミーニング説」を押していくと、今回のタイトルは「学園生活部が遠足に行く」「圭が美紀の元を離れ、遠くへ行ってしまう」ことのダブルミーニングだと解釈することができるんですよ。
で、次回タイトルが「であい」でしょう。これ普通は当然「学園生活部とみーくんが出会う」の意じゃないですか。でも、ここであえてもうひとつ意味があると考えたら何よ? と想像するわけですよ。そうするとどうしても嫌な想像になっちゃうんですよね。たとえば「ゾンビ化した圭と美紀が出会ってしまう」という展開ですとか……。
OPの「死体四段活用」に登場するけいちゃん、いつまで人間の姿を留めていてくれるんでしょうか。不安でなりません。
とにかく次回を待ちたいと思います。



それでは、次回のホメカツをお楽しみに!

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posted by 黒道蟲太郎 at 17:54| Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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