2015年06月28日

アニメ『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン 第十一話』をホメる!

どうも、黒道です。
申し訳ありません。ちょっと色々ありまして、いつもの更新が大幅に遅れてしまいました。

アニメ『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』
第十一話『メナス・オブ・ダークニンジャ』



2015年、TRIGGER制作のアニメです。ニコニコ動画等の動画配信サイトにて配信されています。

元エピソードは、物理書籍1巻に収録されています。



とうとうこのエピソードが来てしまいましたね。第一部におけるかなり重要なエピソードです。
皆さん、覚えておいででしょうか。第一話『ボーン・イン・レッド・ブラック』でラオモトの側にいたあのニンジャ。『レイジ・アゲンスト・トーフ』にてバンディット=サンの代わりに密書を届け、ラストシーンでニンジャスレイヤーの前に現れたあのニンジャ。オープニングで毎回花火見てるあのニンジャ。
奴こそが、『ニンジャスレイヤー』というこの作品におけるフジキドの『宿敵』……その名をダークニンジャ

そんなしょっちゅう出てる感じはしないけど、なんで彼が『宿敵』?
その謎は、このエピソードを見ることによって明らかになります。
それではさっそく見ていきましょう。

物語は、前回『ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ』の少し後。
アンタイニンジャウイルス『タケウチ』の解毒剤を手にしたニンジャスレイヤーは、途中追っ手に阻まれたり尾行されたりしつつも、目的地へ向かっていました。そう、目的地……ドラゴン・ドージョーを失った、ユカノと、そしてゲンドーソー=センセイの待つ、秘密のアジトへ。
ドラゴン・ドージョーとは盟友関係にあったが、今は滅んでしまった、回復を得意とするニンジャクラン、アワビ・ニンジャクラン。本来は彼らの土地であったという秘密の場所に、そのアジトはありました。ネオサイタマの中にありながら自然に囲まれ、地理的にも電子的にも隔離、秘匿されたこの場所。ネオサイタマにこんな場所があるんですね……都心のオアシスな……。

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ドラゴン・ドージョーにもあったナリコ・トラップを器用に避けながら、ニンジャスレイヤーはゲンドーソーの元へ向かいます。

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ヌッ!? ニンジャスレイヤーに向けて突然のスリケン! アンブッシュだ!

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誰だ、このやたら豊満なアンブッシュ者はぁ〜ッ!?

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「今日のアンブッシュは何点もらえるかしら?」
来た! 僕らの豊満、ユカノ=サンだーッ!
ユカノ、ニンジャ歴はフジキドよりはるかに先輩なのに、フジキドのニンジャとしての実力をある程度ソンケイしてるんでしょうね。というか、こうやってじゃれるくらいにはフジキドに好意もあるということでしょう。好意って別に恋愛感情って意味とはまた別のアレですよ。
ともかくニンジャスレイヤーは、フートンで寝ているゲンドーソ=センセイの元へ駆けつけるわけです。

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フジキド! メンポを外している!
まあ考えてみれば毎回オープニングで素顔晒してるわけですが、本編で素顔を出したのは第二話? 以来じゃないでしょうか。やはり、センセイとユカノには特別な感情を持っていることが分かりますね。仲間と言えばナンシー=サンもそうですが、彼女とはプライベートの付き合いがないというか、『ニンジャスレイヤーとして』『仕事上』頼れるパートナーでありますからね。人間性まで含めて晒せる人というのはやはり限られるということでしょう。
しかしこの顔……最初の顔と全然違いますよね。ニンジャを殺し、殺し、そして殺し続けて過ごしてきたわけです。いわば修羅の顔。ただの中流サラリマンを戦いはこうまで変えてしまうのか……。

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事情は分かりませんがなぜか笹タッパーに包んだアンプルを渡すフジキド。

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ユカノ感激。

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フジキド顔コワすぎ!
顔は怖いんですけど、「いやぁナンシーってハッカーとあっちにも行きこっちにも行きして大変だったんだよ〜」とか決して言わない日本人的な奥ゆかしさがあるのが素敵ですね。ボンド&モーゼズが日本人のどのような部分に魅力を感じているかが伝わってきます。ただ、鉄の意志とナラクの力があれば、このようなことは無茶でも何でもない……と。
ところが、それこそが危ういとゲンドーソーは指摘します。ナラクの正体があまりにも謎過ぎるのです。
ニンジャソウル状態で自我を保ち、宿主に「なんたる脆弱! ワシに体を貸してみよ!」とか話しかけられるようなニンジャってのは、歴史上かなり珍しい。それこそ一部の神話級ニンジャ(アーチニンジャより更に上。古事記にその名を刻み、伝説と化したニンジャ存在)くらいでしか例がないそうです。にもかかわらず、『ナラク・ニンジャ』なんてものが存在したという伝承は、ゲンドーソーの知る限りでは伝わっていない。
いくらフジキドの中に素晴らしいモノを見出し、彼を弟子と認めたとはいえ、そのソウルの邪悪さは変わりません。無茶をしてナラク化を繰り返したり、怒りに呑まれてしまったりすれば、即座にその辺のニンジャと同じ邪悪存在と成り果てるでしょう。

とはいえ、ナラクがいなければ、フジキドは命を繋ぐことすら叶わなかったし、復讐の機会も与えられなかった。フジキドはそう返します。
ニンジャを殺す。それは別にナラクだけの意志じゃありません。フジキド自身が殺したいから殺してるわけです。妻子の仇を討ち、悪しきニンジャをこの力で全て滅ぼす。それこそ自分の使命だと信じているわけですね。
ゲンドーソーは、彼の価値観について是とも非とも言いません……。

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「チャに解毒剤を混ぜました」
そうこうしているうちに、ユカノが薬を持ってきてくれました。なぜアンプルをチャに混ぜてしまったのか謎過ぎるんですが、まああまり深くは突っ込まないようにしましょう。チャに混ぜられた解毒剤を飲み、タケウチの毒を癒していくゲンドーソー……その時である!

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ゲンドーソーらの庵で、完全に実写な爆発! 周囲の竹林が炎上している!
明らかにソウカイヤの手によるもの。つけられた! しかし追っ手は殺した。ナリコ・トラップも反応していない。ならばいったいどうして!?
その答えは……発信器! おお、フジキドは確かに尾行されぬよう細心の注意を払い、自分を追ってこのアジトを発見しようとする不届き者はスレイしてきました。しかしなんたる執念か。その殺したはずのニンジャが、死の間際、フジキドのクソ長いマフラーに発信器をつけていたのです。自分の命に代えてでも、ニンジャスレイヤーを滅ぼすという執念……。一体どんな強大なニンジャだったのでしょう。詳しくは物理書籍第一巻『ゼロ・トレラント・サンスイ』を参照な。
ともかく、ウカツを嘆いてばかりもいられません。今は目の前のニンジャを殺す! 後悔なら死んでからすればいい!

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「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン。ダークニンジャです」

おお、フジキドのアイサツと対になっているのが分かりますね。ここまでの話に限定すれば、アイサツ時に爆発エフェクトがあるのはフジキドを除けばダークニンジャだけでしょう。しかも、アイサツ時に合わせている手がパーではなくグー。フジキドの宿敵というところを強く意識した演出だと思われます。
『レイジ〜』等、過去にも幾度かこのふたりは戦っています。双方命があるということは、そのたびに何らかの形で勝負はお預けとなっていたのでしょう。ともかく見知らぬ相手ではありませんし、シックスゲイツのニンジャすら屠っているフジキドが今の今まで殺せてない相手ってことは、そーとーマズい相手だと予測されます。

そう、イアイドの使い手であるダークニンジャの恐ろしさは、手にしているその刀……ベッピン
ニンジャ神話の時代に作られたという恐ろしいこの妖刀。恐るべきその能力は、太刀筋を相手に読ませないというもの。このカタナをまっすぐ見ようとすると、突然目の焦点が合わなくなり、視線が滑ってしまう。結果、ちゃんとダークニンジャに攻撃するのが非常に難しくなってしまう。そういうゲン・ジツめいた効果を持っているのです。
ニンジャスレイヤー、結構アッサリこの術中にハマってしまっているあたり、以前の戦闘ではこのベッピンの真の力を解放することはなかったのかもしれません。最初はラオモトも「捨て置けぃ!」とか言ってフジキドのことナメてましたから、「わざわざベッピンの力使うまでもないかな」って思ってたのかも。
しかしまぁシックスゲイツの六人を壊滅状態まで追い込んでますし、それすら無視できるほど寛容じゃないですよね彼も。遂に、シックスゲイツよりも更に重用している懐刀、ダークニンジャが、その真の力でお相手すると。そういうわけですね。

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あっという間に追い込まれてしまったフジキド。えらいことです。ベッピンの奥義を解放した途端、一瞬でこれほどまでの劣勢に。『レイジ〜』の時点で使われてたら即敗北も有り得るレベルです。あの頃よりフジキドも強くなっちゃいるはずですが、それでもこの状態……まずい、このままでは『ニンジャスレイヤー』が打ち切られてしまうぞ! ようやくアンケート結果も良くなってきたのに!
しかし、フジキドも負けてはいません。一瞬の隙を見て距離を取り体勢を立て直し、スリケン投擲をガードさせることによって相手の反撃を封じる。そして一気に距離を詰めなおすと、なんと土ぼこりを上げて相手の視界を一瞬封じる。
卑怯な手にも思えますが、周囲の地形や状況を自分の有利なように用いていくこと、すなわち『フーリンカザン』は、ニンジャの基本。無論ゲンドーソーもフジキドにインストラクションしています。師の教えに忠実なわけです。
こうして一瞬視界を奪われたダークニンジャ。その隙に……。

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ニンジャスレイヤー、ダークニンジャのケツを、じゃない! 後ろをとっている! 彼に抱き付く格好で、一体何をしようというのか! ウスイホンを厚くするのか! 多分違うな!
そのまま飛び上がったフジキドは、ダークニンジャと共に空中で鬼のように回転!そのまま相手の頭を地面に激突させる、恐るべき暗黒カラテ奥義! アラバマオトシ
ニンジャ近代史研究家の中には、テキサス独立戦争で暗躍したニンジャが開発したジツだからアラバマオトシという、という説を唱える者もいるとか。そのニンジャはこの奥義で敵の頭を次々とアラバマの台地に突き刺していったといいます。恐らくこれはナラク由来のワザ……こんなワザまで知っているナラクとは一体!?

このワザが綺麗に決まれば、いくらダークニンジャとて無事ではいられなかったはず。ところが、現実は非情! そう、ワザが綺麗に決まらなかったのです!

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ニンジャ動体視力の持ち主なら、ダークニンジャが高速回転のエネルギーを逆に利用し回転を脱した姿を見ることができたはずです。なおナレーション=サンはすぐ視聴者に無茶なニンジャ技能を求めてくることで有名なので、ニンジャ近代史を研究してない人もニンジャ動体視力を持ってない方も気にしないでください。ニンジャ動体視力持ってると目こんなんなっちゃうんですかね。怖いですね。

まさか暗黒カラテ奥義まで破られるなんて……。
しかしフジキドは諦めません。悪しきソウカイニンジャ、殺すべし。この油断ならない精神力を見たダークニンジャは、ついに己のヒサツ・ワザを出すことを決意します。
「キリステ・ゴーメン」
その言葉と共に、ダークニンジャの姿がゆらりと消えます。すると、おお、何たることか! 次の瞬間には、フジキドの胸が切り裂かれているではありませんか、ベッピンによって!
これこそダークニンジャのヒサツ・ワザ、その名もデス・キリ! ベッピンと己の力をフルに使い、消えたとしか思えないほど超高速の踏み込みと同時に相手を切り裂くワザ。言葉にすれば単純ですが、斬られた本人であるフジキドが目で追えないほどというんだから半端じゃないワザです。

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なんということでしょう、フジキドが倒れています。このままではダークニンジャにカイシャクされてしまう! おお、もうダメだというのか!?

「そこまでだ、ダークニンジャ=サン」

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「ドーモ、ダークニンジャ=サン。ローシ・ニンジャです」

ちなみにちょっとだけ豆知識を挟むと、ローシ・ニンジャっていうのはゲンドーソー=センセイのニンジャネームですね。フジキド・ケンジのニンジャネームがニンジャスレイヤーであるように、ドラゴン・ゲンドーソーという名の他に、名乗る用のニンジャネームも持ってるわけです。しかも「〜・ニンジャ」を名乗っていいのはアーチニンジャ以上のみ。ゲンドーソー=センセイの確かな実力が名前に出てますね。
ダークニンジャも名前に「ニンジャ」が入ってますけど、注目しなければならないのは「中黒」。すなわち彼は「ダーク・ニンジャ」ではなく「ダークニンジャ」であるということです。つまり、ニンジャって入ってるだけのフツーのニンジャネーなんですよ。
「ローシ・ニンジャ」「ナラク・ニンジャ」「シ・ニンジャ」「パンク・ニンジャ」のように、ニンジャネームに中黒を入れていいのは、ソウル憑依に依らずニンジャとなったリアルニンジャのみなんです。覚えておくと明日使えるかも。

じゃなくて! そんなことより! ゲンドーソー=センセイ! 薬が効いてきて、動けるようになったセンセイじゃありませんか!
しかもこの格好! 日本人が死を覚悟した際に着る死に装束! というかもう死んでる装束だ! ということはまさか……。
「この場を生き延びるのは、ニンジャスレイヤーただひとりよ」
センセイ、まさか!? ダークニンジャと刺し違えるつもりなのか!?

やはりさすがはリアルニンジャ、病み上がりという万全でない状況であっても、ダークニンジャと互角に渡り合います。
普通にやっても勝てないと悟ったダークニンジャは、フジキドにも用いたデス・キリを早々に解放する選択。そうしてベッピンを受けたところを、センセイは……なんと、自爆してしまいます! ダークニンジャごと粉みじんになって、その命をもってフジキドを救おうというのです! せ、センセイーッ!

……ところが。

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ダークニンジャ、無事である!
なんということでしょう、ダメージこそ負ったものの、ゲンドーソーの命ひとつでは彼の命を奪うには足りなかったというのでしょうか!
万事休すか! ニンジャスレイヤーはジュージツの構えをとり、ダークニンジャはイアイドの構えを取る……ん?
ここでフジキドは、ひとつの重大な事実に気付いてしまいます。
あの日、マルノウチ・スゴイタカイビルで……オフェンダーとスキャッターに「見ィつけたァ〜」されたあの時……フジキドの妻子の命を奪ったのは……不気味なカタナの使い手……それこそ、そう……目の前の……!

そう! ニンジャ考察力をお持ちのヘッズの皆様ならお気付きだったでしょう!
第一話でオフェンダーとスキャッターの話に出ていませんでしたか、一般市民は「抗争の時点でダークニンジャ=サンがあらかた殺してしまった」と!
『レイジ〜』で死にかけのビホルダーが言っていたはずです、マルノウチ抗争で一般市民を殺したニンジャといえば、「ダークニン――」……。
フジキドの妻子を! フユコを! トチノキを! その手で殺めたのは! フジキドのもっとも憎むべき相手は! この、目の前にいる、ダークニンジャだったのです!

この事実に気付いたフジキドは、激しい憎しみに包まれます。
コイツだけは、愛する家族を手にかけたこのニンジャだけは! 絶対に殺さねばならない!
その気持ちに呼応するように、あの声が聞こえてきます。

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出た! 久しぶり! ナラク・ニンジャだ!
憎しみに呑まれつつあるフジキドに、ナラクは久々に声をかけます。オヌシは精神のフートンで寝ておれ……そうすればワシが仇を討ってやる……!
そう、これがナラクのやり口。ニンジャへの憎しみに支配された瞬間に声をかけ、フジキドの体の支配権を奪い、そして邪悪なニンジャ殺しのニンジャへと変貌させようとする……。久々過ぎて危うく忘れるところでした。フジキド、このまま精神的フートンでナラクの横暴をただ見ているだけの存在に成り果ててしまうのか!?

「耳を貸すな!」

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そこに現れたのは……おお! 死んだはずのゲンドーソー=センセイ!
憎しみにとらわれ、ナラクにコントロールを奪われそうになったフジキドに、センセイは最後のインストラクションを授けます。
「ニンジャソウルに呑まれることなかれ。手綱を握るのはお前自身」

ゲンドーソーは以前、とあるエピソードでこう言っています。
「ニンジャとは"である"者ではない。"する"者なり」
ニンジャソウル憑依者は、何の鍛錬も積むことなく、いきなりニンジャになることができます。その圧倒的な力に酔いしれ、多くのニンジャは邪悪の道へと堕ちていきます。多くのソウカイニンジャと同じように。
しかし、鍛錬を積んだリアルニンジャであるゲンドーソに言わせれば、それは間違っています。本来ニンジャとは、たゆまぬ努力を続けることによってはじめてそうあり続けられる、「する」存在。ニンジャソウルさえ手に入れればなれる「である」存在ではないのだと。そこをはき違えた瞬間、その者は欲望に呑まれ、ただ邪悪なニンジャソウルの命ずるまま悪行三昧となってしまうでしょう。
そうならぬためには、ニンジャソウルの圧倒的な力に頼るのではなく、ニンジャソウルの力を、必要に応じて引き出す。そのような姿勢であらねばならない! 自分自身を保ちながら、ニンジャソウルの力も正しく引き出し、これを扱う! それでこその、最後のリアルニンジャの、ゲンドーソーの弟子!

「わが教え、ゆめゆめ忘れるなかれ。そして、ユカノのことを頼む」

そう言って、センセイは今度こそ消えてしまいます……。
しかし、もう迷わない。我に返ったフジキドは、センセイのラスト・インストラクションを実践しました。己自身が手綱を握り、ニンジャソウルの力を正しく引き出す!
その圧倒的カラテは、なんとあの妖刀ベッピンを……折った!
驚愕するダークニンジャ。そんな彼に、フジキドはカラテを叩き込んでいきます!

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「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」
ある種この作品を代表するシーンのひとつと言っても過言ではない、圧倒的長さで繰り返されるイヤグワラッシュ! 今、この画面に、見事に再現されています! 見よ、この「いい加減もういいよ!」とツッコみたくなること必至の異様な尺のとり方を! このイヤグワラッシュこそ『ニンジャスレイヤー』! これでこその『ニンジャスレイヤー』!

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そしてフジキドが最後に構えたそれは、ジュージツの構えではない!
チャドーの……すなわち、自分の師匠である、ゲンドーソーの構え! トドメの一撃は、ナラク由来のワザでなく、センセイのワザ! 何たる熱い展開か!
「ヤ! ラ! レ! ターッ!」
そう絶叫して、ダークニンジャは吹っ飛び、燃え盛る竹林に突っ込んでしまいます。
しかしその生死を確認している暇はありません。傷は深いし、新たな追っ手も来ている。あまりにも大きすぎる失ったモノ。しかしそれでもフジキドは逃げねばなりません。先に逃げたであろうユカノが無事であることを祈りつつ……今はただ走れ! ニンジャスレイヤー!



いやぁ、たいへん熱い回でございました。
やはり『レイジ〜』以降、シヨンがある程度時系列に沿ってここまでの流れをやってくれたおかげで、だいぶ分かりやすかったですね。フジキドがこの薬を手に入れるまで、どれほど大変だったか。その間にどれだけのニンジャを殺して、あんな顔になってしまったか。そして、その命がけで救ったセンセイの自爆が、ラストインストラクションが、どれだけ尊いものであったか……。ここまで共に追ってきた皆さんから見れば、その重みが分かろうというものです。
あんなに助けたかったセンセイなのに、失うときは一瞬。でも、大事な大事なインストラクションを授けてくれました。これが『ラスト・ガール・スタンディング』におけるフジキドの決断に関わったりするのかもしれないと思ったりすると、色々考えさせられますね。
せめて、病気が治ってもう少しリハビリが済んでからなら、結果も違ったでしょうに……いえ、こればっかりは嘆いても仕方ないことですね。

「ユカノのことを頼む」
これがセンセイの遺言でした……こんな単純な遺言を遂行するのがか〜な〜り大変なんですが……それはまた、今後の物語で明らかにされていくでしょう。フジキド、無事ユカノと合流できるのか……?

そしてなんといっても今回我々が注目すべきは、やはり彼でしょう。ダークニンジャ。その真の名をフジオ・カタクラ。フジキドの妻子を殺した人物、すなわち、フジキドが最も殺さねばならないニンジャ、宿敵。そう申し上げて差し支えないでしょう。コイツさえ殺せればもう終わりでいいかな感すらあるくらい重大な存在です。
第一話でも第二話でも名前が出、『レイジ〜』ではフジキドと戦いもしたダークニンジャ。それが新の恐ろし輪を発揮するのが今回でした。明らかに今までのニンジャより苦戦しましたよね。さすがはライバルキャラ、一筋縄ではいかない相手でした。
エンディングを見ていただいても分かる通り、ダークニンジャには今回トドメを刺せませんでした。果たして次の登場はいつになるのか。というか、マジで第一部では結構再登場に時間がかかるので気長に待ってください。ベッピンも折れちゃったし、本人も極限大負傷してるし、これじゃ戦えないぞ、いったいどうなってしまうんだ!?

ここまでは割と時系列に沿って進んできた『ニンジャスレイヤー』。ドラゴン・ドージョーが滅ぼされてからゲンドーソーが死ぬまでを描いた「ドラゴン・ドージョー編」とでも言うべきエピソード群は、ここで一旦区切りがついたと言ってもいいでしょう。
さあ、次はどうなるのでしょうか。ユカノの行方を追うユカノ捜索編? 時系列順というここまでの法則だとそうなるかもしれませんし、ここでまったく関係ないエピソードを挟む可能性も無きにしも非ずです。
しかし個人的な見解だともうユカノを探しに行くのでは? と思います。もうそろそろ折り返し地点ですし、あんまり時間あるわけじゃないですよね。ストーリーの幹を追うのに必要なエピソードをやるのに忙しくて、寄り道に時間を取れないかもわかりません。

ストーリーの幹といえば、この「フロムアニメイシヨン」という作品自体がそうですよね。
毎回面白いんだけど、ストーリー自体はかなり必要最低限だけを切り取ってあり、初めて見る人には若干解説が必要。それこそこのブログでやっているような。もうちょっと親切でもいいんじゃないの、っていう気持ちが出てくるのは道理でしょう。
しかしこれもまた、戦略なのかもしれません。「ん? 今のちょっと意味わかんなかったぞ。どういうことだ?」お話を見て興味を持ったニュービーヘッズが、そのまま小説版を手に取り、読む。結果「あのシーンはこういう意味があったんだ!」と気付くことができる。また「シヨンではやってなかったけど、こんな面白いエピソードもあるじゃん!」と、新たな発見をすることもできる。
……というように、シヨンから読者となるニュービーヘッズに、魅力を『あえて半分だけ』伝えている、という考え方もできるかもしれませんね。
ぶっちゃけ放送開始当時は「こんなん見て新規読者になる人いるのか……」と危惧していましたが、私の観測範囲でも数名いらっしゃいますし、そういう方は結構ドはまりしているように見えます。信じられますか。ちゃんと入口になっちゃってるんですよこのアニメ……たまげたなぁ……。

さて、このアニメは一体どこへ向かってしまうのか。
楽しみに来週を待つことといたしましょう。



それでは、次回のホメカツもお楽しみに!

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posted by 黒道蟲太郎 at 09:41| Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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