2015年05月27日

映画『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! File-04』をホメる!

どうも、黒道です。
最近白石晃士作品……というより『コワすぎ!』宣伝ブログみたいになっちゃってるんですが、ここまで手を出しちゃった以上仕方ありません。DVDも借りてきちゃったんですから。見るしかないのです。そして、見たもんはホメるしかないのです。どうかしばらくお付き合いください。そして面白いので是非見てください。
というわけで、今回のホメカツも『コワすぎ!』シリーズです。

映画『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』
『File-04 真相! トイレの花子さん』




2012年制作、白石晃士監督のホラー映画です。

『File-XX』という形でナンバリングされてるのはこれが最後ですね(といっても、『コワすぎ!』の後に『超コワすぎ!』が控えてるので、それを考慮しなければですけど)。
ここまでは謎を積み上げていくフェーズで、残り3作品でそれが段々と収束へ向かっていくようです。いわば、全7章から成る作品の折り返し地点みたいなモンだと理解して良さそうですね。
実際、ここまでの『コワすぎ!』の中でも、特に驚くべきシーン・トンデモシーンの連続でした。
早速紹介していきましょう。

今回の『コワすぎ!』は、いきなり投稿者の家から始まります。
投稿者は、中卒の女の子二人組、菜々英里。この現代社会でなかなか厳しい学歴ですね、まずそこが怖い。いやいや、それは別にいいんですけど。
開幕から何やら重たい雰囲気に包まれた投稿者達。その原因は、今回の投稿映像にありました。

ある夜中。菜々と英里は自分達の母校に忍びこんでみることにしました。最近の学校はセキュリティがしっかりしてるから忍び込もうとしても――なんて思ってたら、彼女らの卒業した中学校、廃校になったらしいです。悲しいなあ……。
なお、忍び込む理由はなんか「暇だから」ってことになってます。こういう「暇だから」って理由でなんかしたがる奴は「暇だから」以外の理由を持ってるのを隠してそういうこと言うって私知ってますよ。
そういうわけで、彼女らは早速母校へと向かいます。入り口は開けられないので、どこかの窓からこっそり侵入。自分達の教室を懐かしんでいたふたりは、やがて「花子さん遊び」をしようということになります。
花子さん遊びといえばアレです。この作品のタイトルにもなっている、あの花子さんです。三階にある女子トイレの三番目の個室をノックして花子さんを呼ぶと返事があるとか、そういうヤツ。
菜々は、撮影係という立場を利用して、そもそも出かける時からやや嫌がってた英里にこの花子さん遊びを強要します。なんだお前工藤か? しかも三番目の個室封印されてたのにわざわざソレひっぺがしてますからもう始末に負えません。
案の定、ノックして花子さんを呼ぶと、勝手に個室の扉が開きます。そしてゴボゴボという音と共に、トイレの中から女の子が飛び出してくる。慌てて逃げた二人は『コワすぎ!』スタッフに映像を送って――というのがいつもの流れなのですが、今回はちょっとだけ違いました。映像には続きがあったのです。

花子さん事件の後、菜々の家で『コワすぎ!』を見ながら談笑していたふたり。
あの映像をココに送ればこの工藤とかいうヤバイオッサンがなんとかしてくれるんじゃない? えーでもこのオッサンの方が怖くない? 犯されそう! なんて、この後この映像を工藤に見られることも知らず、二人は無邪気に笑っています。
やがて英里がちょっとトイレに立つと、菜々はあろうことか英里が用を足す音をカメラに収めようとし始めます。前回の彼氏といい、File-02のあの浮気野郎といい、ホラー映画に登場する投稿者はそういう撮るモンじゃないモンまでなんでもかんでもカメラに収めねぇと気が済まないのか……?
ところがこの計画は未遂に終わりました。カメラを構えようとした瞬間、それどこじゃないものが目に映ったからです。
目の前に広がっているそこは、英里の暮らしている実家。そんな、確かにここは菜々の部屋のはずなのに。
更に、ドアノブで首を吊り死んでいるあの女は……英里!
あまりのことに取り乱す菜々。直後、そこは普通の部屋に戻ります。しかしカメラには先ほどの怪異がしっかりと収められている。
英里に何か危機が迫っている。そう直感したふたりは、『コワすぎ!』スタッフに映像をまとめて送ったというわけです。

映像を見た工藤は、「まあ、ヤバいオッサンだからね」とチクリ。File-03では自分への言及にノーコメントだったけど、やっぱ他人からの評価全く気にしないわけじゃないのね。
「あの……強姦はしないよ?」「手始めにコイツ(市川)からいっとくって手も」とセクハラどころじゃねぇ発言も飛び出させますが、とにかく「自分らがなんとかするから」というスタンスで、まずは投稿者達を安心させにいきます。市川も「工藤さんと私達でなんとかするので」とお墨付きを――えっ、あの、「私達」の中に工藤さんはいないの?

そういうわけで、学校の調査といきたいのですが、その前に。
今回は工藤によって強力な助っ人が呼ばれていました。その名は真壁。若い女性の霊能力者先生です。
真壁先生の活躍を著書等で知っていた工藤は、今回のヤバげな物件をアタる前に、専門家である彼女を呼んでいたのでした。
い、今までの事件でも呼べばよかったのに……呪術家の犬井さんに話聞いたり占ってもらったりだけじゃなくて……やっぱり「コワすぎ!」が売れ始めたからそのお金で呼べるようになったんですかね。

真壁先生は、工藤を見るなり「あなたは魂を置いてきている」と言います。そりゃ、こんな悪魔に魂を売ったような奴なんだから当然――と、どうやらそういう意味じゃないらしい。
どういうことだと工藤が聞き出そうとしても「それを話すことを神に許されていない」「でもあなたにも気付いていることがあるはず」更に「これが終わったらすべてをお話しする」と意味深発言でどんどんフラグを立てていきます。だ、大丈夫かな……。
そんな真壁先生の見立てによると、英里は今かなり助かるかどうかギリギリのラインにいるそう。あと一日でも遅ければ、向こうの世界に連れて行かれるところだったとか。向こうってどっちだよという問いにはもちろん答えてもらえません。

とにかく、彼女の命を救うため、一行は早速問題の学校へ向かいます。工藤にしては珍しく、ちゃんと学校の持ち主に許可を取って。どうしたんだ急に。お金ができたから人として余裕ができたのかな。

ところが、ここからが大変です。
三階のトイレでお祓いをする。それだけでよかったはずが、どんどん事態は深刻になっていきます。
明らかに怪しい気配を感じている真壁先生に急かされ、一行は早速三階へ。が、学校の中は「時間や空間が捻じ曲がって」いました。どんなに走っても同じ場所だったり、突然時刻が一気に変わったり。そして……確かにここにいるはずの自分達に、ばったり遭遇したり。
一行を襲う謎と恐怖は、確かに一緒にいたはずの英里が突如消失したところから一気に牙をむきます。
彼女は一体どこへ?
その答えは、英里の母親からの電話によって一瞬で明らかになります。そう、確かに先ほどまでそこにいたはずの彼女は、自宅で首を吊って死んでいたのです。

あまりのことにパニックを起こす一行。
ところがそんな中でも、工藤は英里を救う意外な方法に辿り着いていました。
それは、『時を遡る』こと。英里が消失する前の時間に戻って彼女を救えば、最早彼女は死ぬ心配がないというのです。
いやいやそんなタイムスリップなんて……と思ったら、なんと工藤はその役割を真壁先生に押し付けます。「アンタが時を遡って人助けたってアンタの本で読んだんだよ、アレインチキじゃねぇだろ?」というようなことを言って。嗚呼、『コワすぎ!』に出てしまったゲストキャラはどうやったって無茶振りされる定めなのでしょう……。
「時を遡ることは可能だが、それにはここにいる全員が参加しないといけない。そして、全員が心をひとつにしないと、正しい時間に飛べない」真壁先生はそう説明します。
勿論拒否権などありません。工藤によって全員がタイムスリップに参加させられます。いつも怪奇現象にビビっている田代にも容赦はありません。
「世界初ゥ! 史上初のォ! タイムスリップの映像撮れるかもしれねぇんだぞ!?」
こうして一行は、真壁先生の力で過去へと飛ぶのですが……果たしてそれは、どんな結果を生むのか!?

いやはや、今回もトンデモない作品でした。とんでもねぇとんでもねぇって毎回言ってるんですが、そのとんでもなさレベルがどんどん上昇していきますよ。今回ついにここまで来ちゃったかって感じですね。
タイムスリップ以降、より具体的には『ここから先はノンストップでお送りします』という意味のテロップが出て以降、ホンットに目が離せません。目まぐるしく変わっていく外の風景もそう。『カルト』で見たようなミミズ状の怪物も出てきますし、ついに、ついに『異世界』までがそのカメラに収められてしまいます。
その異世界がまた、チープさと不気味さを兼ね備えた奇妙な雰囲気。そこで何が起こるかは、是非皆さんの目で確認してもらうといたしましょう。

そして今回、工藤の暴力性は結構抑え目です。あまりに色々ありすぎて暴力使う暇があんまり無いんですよね。例の呪物も今回は持って来てなかったみたいですし。
でも、本当に必要な所では、その暴力性が解放されます。それは、菜々が何か隠し事をしていることが明らかになったシーン。
今回の事件に明らかに関わるようなコトなのに、彼女は頑として語ろうとしない。最初は静かに聞き出そうとしていた工藤も、何かを気にして話したがらない菜々に対して、運転しながらブチギレ。
「英里が死んでもいいのかよこの野郎!」
やっぱり彼も異常者なりに道徳もあるし、投稿者のコトを本気で心配してる部分もあるんでしょうね。
そしてそんな工藤に呼応するように、なんとあの冷静で投稿者のことを思いやる市川までもが、菜々の態度にキレてしまいます。
市川というキャラは様々な側面を持っていますから、見ていてやはり面白いモノです。やっぱり彼女だって冷静じゃいられない時もありますし、怒ることもあるんですよね。投稿者に対してこういう厳しい怒り方をできるのも、工藤の影響があったりなかったりするのかな? なんて想像してしまいますね。

伏線回収能力がスゴイのは今更言うまでもありませんね。今回もこの作品単体できちんとフラグを立て、回収しています。
無論、File01-03との繋がりも更に強くなっていきます。呪いの飾りこそ出ないものの、過去作で印象的だったアイテムが再び登場。このながーく敷かれた風呂敷は、一体どのようにして畳まれるのでしょうか。今後がますます楽しみですね。

『File-XX』と銘打たれた作品はこれで最後です。
このお話の続きは『劇場版・序』ってことになりますね。……『劇場版・序』!
そう、便宜上映画扱いしてたこの作品、ようやっとマジで映画になったわけですよ(注:劇場版・序はDVD作品です)。
果たしてどんな作品であるのか。一刻も早くホメカツをしたいと思います。
是非、今後もこのブログから目を離さないでくださいね。
あ、そして、是非普通にこの作品も見てくださいね! 毎回貼ってるアマゾンアソシエイトは飾りじゃないんですよ! 買えば見れるんですよコレ! 是非是非。



それでは、次回のホメカツをお楽しみに!

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posted by 黒道蟲太郎 at 18:46| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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